感情的な人に振り回されて、疲れていませんか?
「フキハラ」
という言葉もあるように、
怒鳴られるわけでもない。
でも、不機嫌や怒りをぶつけられる。
- なぜ、そんなに毎日怒っているの?
- 会社という公的な場所で、私的な不満をまき散らす心理は何なのだろう。
この記事では、感情で武装する人に消耗し続けた私が、「境界線を引く」と決めた理由を書いていきます。
不機嫌は「感情」ではなく「武器」になる
ある時、私は気づきました。
あの人は、怒っているのではなく、
怒りを使っているのだと。
心理学的に見ると、慢性的に不機嫌な人にはいくつかの共通点があります。
- 自分の弱さを見せたくない
- コントロール感を失うことが怖い
- 言葉で伝える力が未熟
- 「強くあるべき」という思い込みが強い
本当は不安だったり、傷ついていたり、認められたかったりする。
でもそれを素直に表現できない。
だから彼ら彼女らは、怒りという鎧をまとう。
- 怒っていれば、踏み込まれない。
- 不機嫌でいれば、周囲が気を遣う。
- 感情を荒らせば、場を支配できる。
それは一種の「自己防衛」です。
けれど、その防衛は、周囲のエネルギーを吸い取る形で成立しているのです。
なぜ私たちは巻き込まれるのか
問題は、怒っている人ではなく、
それに過剰に反応してしまう私たちの側にもあります。
- 機嫌を直してあげなきゃ
- 私が悪かったのかな
- 場の空気を良くしなきゃ
特に「良い人」であろうとする人ほど、
他人の感情の責任まで背負ってしまう。
でも冷静に考えてみてください。
その人の機嫌は、その人のものです。
私たちが管理するものではありません。
他人の感情まで引き受けると、
境界線が曖昧になります。
心理学でいう「バウンダリー(境界線)」が崩れると、
人は慢性的な疲労感や無力感を抱えるようになります。
私が消耗していたのは、
怒っている人がいたからではなく、
その感情を受け止め続けていたからでした。
「良い人」を辞めるという選択
転機は、ある日ふと浮かんだ疑問でした。
「私は、この人の機嫌を取るために働いているの?」
その瞬間、糸が切れました。
私は決めました。
- 不機嫌の理由を推測しない
- 自分の業務に集中する
- 必要以上に謝らない
- 距離を取る
すると、不思議なことが起きました。
相手の態度は変わらなくても、
私の疲労は激減したのです。
怒りは、反応があるから強くなる。
反応しなければ、ただの空気になる。
感情で武装する人に対して有効なのは、
戦うことでも、なだめることでもない。
「巻き込まれないこと」です。
境界線を引くことは冷たさではない
境界線を引くと、
罪悪感が湧くかもしれません。
でも、それは冷たさではありません。
むしろ、健全な関係性を守る行為です。
- 本当に強い人は、怒鳴らない。
- 本当に成熟した人は、不機嫌で支配しない。
そして、
自分を守れる人だけが、他人にも優しくできる。
私は「良い人」を辞めました。
でも、「誠実な人」は辞めていません。
違いはひとつ。
他人の感情まで背負うのをやめただけ。
もし今、誰かの不機嫌に消耗しているなら、
あなたに必要なのは我慢ではなく、境界線かもしれません。
感情で武装する人から離れることは、
逃げではありません。
距離を取れるなら距離を取る。
難しければ、環境を変えることも選択肢です。
その人のせいで会社を辞めることに、
悔しさを感じたこともありました。
でも、今ははっきり言えます。
あのとき守ったのは、
プライドではなく、私の人生でした。
あなたの時間は、
誰かの機嫌を支えるためのものではない。
もし今、消耗しているなら。
どうか、自分の人生のハンドルを
もう一度、握り直してください。
この記事にコメントする